EHS経営(環境・安全衛生)
EHS経営
私たちは、低コストで高品質な医薬品を安定して供給するという第一三共プロファーマのミッションを達成するために、環境や安全衛生は、企業経営を支える基盤の大切な1つとして捉えています。社会の一員として環境を守り、従業員が安全で安心して働ける会社であり続けるために、社内外のいろいろな有益・有害な情報にアンテナを張り、企業価値を高める有用な情報をキャッチ・活用して、日ごろの行動や業務を継続して改善、発展していくことが重要と考えています。
環境
私たち第一三共プロファーマは、第一三共グループの一員として、「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」という企業理念(パーパス:存在意義)を達成するために、生命関連企業の活動と存続に必須の要件として、事業活動に係わる環境への影響に対し、主体的に行動しています。
- 変化を続ける多様な社会からの要請に積極的に応え、
- 社会課題と事業に一体的に取り組むことで、社会的責任を果たし、
- 企業価値の向上と環境パフォーマンスの向上のwin-winを図ります。
また、第一三共プロファーマ平塚工場は、第一三共グループの基幹工場の1つとして、環境マネジメンシステム(EMS)の国際規格であるISO14001認証を取得しています。(国内グループの生産事業所を一つの認証範囲とするマルチサイト方式)事業活動すべてにおける環境負荷と環境リスクの低減のため、第一三共グループの中期EHS経営方針・目標に従い、また、EMSのPDCAサイクルを用いて平塚工場の環境側面を考慮し、毎年環境目標を設定して改善活動に取り組んでいます。
これら改善活動は、本来業務である医薬品製造においても、品質向上や効率化、無駄の排除による原価低減などの好循環をもたらし、経営にも環境にも良い影響をもたらしています。
私たち第一三共プロプロファーマは、よき企業市民として持続可能な社会作りに貢献する環境経営を推進しています。
第一三共プロファーマ 環境経営方針
生命関連企業である当社は、企業活動全般を通じ、すべての生命活動の基盤となる地球環境の保全を重要な経営課題と
位置付け、良き企業市民として持続可能な社会作りに貢献する環境経営を推進する。
環境データ 2021年度環境目標に対する実績
目標項目 |
第一三共グループ
2025年度環境目標 |
第一三共プロファーマ
2021年度環境目標 |
それぞれの比較年度実績に対する
2021年度達成状況【実績】 |
CO2排出量(Scope1+Scope2) |
2015年度比 42% 減 |
エネルギー原単位1%削減を目指すための施策を立案 |
目標達成
立案完了 |
エネルギー使用量(原油換算量) |
2015年度比売上高原単位30%減 |
2020年度比※1+4%未満
(19,670kL未満)
※1省エネ法遵守(前年度比1%削減)を重視した目標としたため2020年度比で目標設定 |
目標達成
2020年度比1.3%削減
(19,152kL) |
水使用量 |
2020年度比売上高原単位10%減 |
2020年度比売上高※2原単位
2%削減を維持
(33.4m3/億円未満)
※2第一三共グループ |
目標達成
2020年度比売上高原単位
17.3%削減
(28.2m3/億円) |
廃棄物排出量 |
2020年度比売上高原単位10%減 |
2020年度比2.5%削減
(1,731t未満) |
目標達成
2020年度比22.5%削減
(1,375t) |
廃プラスチックリサイクル率 |
70%以上を維持 |
数値目標設定せず
発生状況把握
リサイクル施策立案 |
目標達成
実績の把握完了(78.8%)
リサイクル施策の立案完了
(分別容易な仕様に変更等) |
有害廃棄物排出量 |
2020年度比10%減 |
数値目標設定せず
発生状況把握
削減施策立案 |
目標達成
実績の把握完了(316t)
削減施策の立案完了(分別徹底等) |
OA用紙使用量 |
- |
2020年度比1%削減
(320万枚未満) |
目標達成
2020年度比8.9%削減
(303万枚) |
環境データ 2022年度環境目標
2022年度 第一三共プロファーマ 環境目標 |
①-1 省エネ法で定めるエネルギー原単位1%削減を目指すための施策を実行する |
①-2 2022年度のエネルギー使用量(原油換算)を2021年度比+15%未満にする |
② 水使用量を、2020年度比売上高原単位4%削減を維持する |
③-1 廃棄物排出量を、2021年度比+14%未満にする |
③-2 廃プラスチックのリサイクル率70%以上を維持する |
③-3 有害廃棄物排出量を2020年度比-4%未満にする。 【309t未満】 |
④ コピー用紙の使用量(購入量)を2021年度比1%削減する |
平塚工場 廃水処理施設:工場から排出される排水は廃水処理施設にて適切に処理し、下水道へ放流しています。
安全衛生
第一三共グループの中期EHS経営方針・目標に従い、私たち第一三共プロファーマは、「企業は人なり」の精神のもと、従業員の健康や、安全衛生について考え、より働きやすい職場環境を目指しています。
第一三共プロファーマは安全で快適な職場形成のため、KY(危険予知)活動、5S活動、指差呼称、ヒヤリハット、リスク評価、職場での安全ミーティング、メンタルヘルス対策など、さまざまな取り組みを展開しています。安全面では、一人ひとりが、普段の何気ない行動により事故を起こす可能性があること、慣れや油断が事故を招くことを認識し、さらに労働災害の発生を抑制するために、危険への感受性を高めるよう努めています。衛生(健康)面では、特に、体調不良で困っていること、仕事や人間関係で悩んでいることなどがあれば、遠慮なく相談でき、働く仲間との「縁」を大切にするような職場であるよう努めています。
私たちの周りには、健康障害やメンタルヘルス不調だけではなく、新型コロナウイルス感染症など、健康管理や職場環境維持を妨げる様々な要因が多く潜んでいます。しかし、労働衛生管理を的確且つ着実に行うことで、従業員と家族の健康と生活を守ることができると信じています。
「危険を感じる力」を効率よく養うため、VR教育システムを2021年2月に導入しました。本システムは「安全を確保」しつつ「危険体感」をすることができ、作業にひそむ「怖さ」を体感し、安全意識を高めることが可能です。
第一三共プロファーマ 安全衛生方針
生命関連企業である当社は、企業活動全般を通じ、「企業は人なり」の精神のもと、働く人が安心して、
健康で働くことができるように、多様な価値観、人格、個性を尊重し安全で差別のない
働きやすい職場環境を確保します。
KY(危険予知)トレーニングの様子